最近ずいぶん前に買ったブッダの言葉という本を読んでいます。
仏教は北伝仏教と南伝仏教があることは皆さんご存知だと思います。日本に伝え得られた仏教は北伝仏教ですが、この本は南伝仏教で東南アジア方面に、口伝により伝えられてきた教えや言葉を集めた本です。仏の教えを直接知りたくて買った本ですが一頁読んで脳が消化不良になり本棚に放置していました。最近ふと目にとまり、ゆっくり一つずつ読むことにしました。
仏様の教えは入滅後約500年くらい経って文字で仏典としてまとめられたといいます。北伝仏教はこの仏典をもとにシルクロードなどを経て中国にまで伝わりさらに日本にも伝えられました。一方南伝仏教は仏様の教えや言葉を「口伝」で伝えています。
仏様の教えが、文字による仏典が正しく伝えているか、口伝による方がより近いか、いつも論じられているようです。